ここはサブラータの古代都市遺跡。
レプティス・マグナより少し小規模な遺跡。
だが、ローマ円形劇場跡などはレプティス・マグナのものより大きい。
サブラータ入口風景。

サブラータ博物館のエントランスにある噴水。
博物館は遺跡に隣接して建つ。

サブラータ博物館内風景。
サブラータは、サブラータの古代遺跡としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

サブラータ出土の彫刻。
その他出土品の多くはトリポリの国立ジャマヒリーヤ博物館に展示されている。

サブラータ博物館。
サブラータ遺跡の神殿跡で発掘された巨大なモザイクの床をそのまま博物館の床として保存、公開している。

今に残る美しいモザイクの床。
紀元前７世紀ごろに、古代フェニキア人が築いた３つの都市、トリポリスの一つ、サブラータ。
トリポリスの他はレプティス・マグナとトリポリ。

遺跡の中心部の風景。
サブラータはトリポリの西８０ｋ位の所にある。
と言うより、チュニジア国境から９０ｋほどの近くに位置する。
そのため我々はチュニジア国境の町ラスジェディールから入国後、トリポリに行く途中に観光した。

北へ向かって行くと西方向に、高い三角錐の塔が建っている。
フェニキア人の葬祭を行なった所で、この辺りはフェニキア人墓地となっていた。

フェニキア人墓地の風景。
高い三角錐の塔は死者記念塔と呼ばれ、広い遺跡内で最も目立つ事から、目印となり、位置関係を掴む事ができる。

サブラータは古代フェニキア人が入植し、天然の港があった事から貿易港として交易の拠点となり繁栄した。

サブラータ遺跡に来ていたリビアの女の子。

階段の上に残るのはアントニヌス神殿。
第１６代ローマ皇帝、マルクス・アウレリウス・アントニウス帝に捧げるため建てられた。

アントニヌス神殿。
サブラータは紀元４世紀頃、侵略を受けて衰退が始まり、紀元７世紀頃、イスラム勢力に征服された後、滅亡した。

フォーラムからリーベルバテル神殿。
一番高い石柱で遠くからでも目立つ。

元老院。
サブラータは未だ砂に埋もれた未発掘の部分が多く残ると言う。

海に面して浴場があり、ヴィーナスの像が残っていた。

入り江を挟んで丘の上に立つイシス神殿の遠望。
イシスとは古代ギリシア神話に登場する女神で、豊饒の神。

ここはローマ円形劇場。
サブラータに残る遺構の中で最も有名で、知られているのがローマ円形劇場。

ローマ円形劇場の上部にて筆者近影。
レプティス・マグナと同様に、長い間サハラ砂漠の砂に埋もれていたため、極めて保存状態が良い。

劇場の楽屋は三階建ての構造になっている。

サブラータ観光の目玉、ローマ円形劇場。
圧倒される迫力です。

円形劇場の外壁。

円形劇場の全景。
この劇場、舞台部が修復されていて、今でも現役で野外劇場として使用されているとの事。

円形劇場の裏手からの風景。